より多くのお客さまへのスムーズな融資窓口として 『マネーフォワード クラウド資金調達』と連携。

株式会社ふくおかフィナンシャルグループ

デジタル戦略部(兼)福岡銀行 デジタル戦略部
サービスイノベーション推進室
室長 東慶太さま
主任調査役 土田修平さま
白瀧隆裕さま

今までお付き合いできていなかった新規顧客へのアプローチが可能に。

これからの時代の流れに対応するために、私たち福岡銀行では、2017年10月からデジタル戦略部という部を発足させ、さまざまな課題に取り組んでいます。
なかでも大きなテーマのひとつがデジタル技術を活用してこれまでお取引のなかったお客さまに対してサービスをご提供することです。特に創業して間もない企業さまや福岡銀行に口座のない企業さまなどへのアプローチは、課題を感じていました。そんな折、マネーフォワードさまが金融機関と連携して提供する資金調達サービス『マネーフォワード クラウド資金調達』を知りました。これならば、新たなお客さまとの接点につながるのではと考え、『マネーフォワード クラウド資金調達』にふくぎんビジネスローン「ファストパス」の連携をさせていただきました。

『マネーフォワード クラウド資金調達』は、『マネーフォワード クラウド会計・確定申告』のデータを活用して金融機関からの資金調達を最短即日で行うことができるサービスです。オンラインレンディングなので、お客さまにご来店いただくことなく、お申し込みから、審査、融資の実行までを完結できます。利便性が高い一方で、非対面によるリスクというのはあります。社内のリスク管理を担当するセクションにおいても法対応などの課題はありましたが、少しずつ解消していきながらサービスを開始することができました。

2、3週間かかる審査を最短即日で実現し、 お客さまと銀行の手間を大幅に削減。

お客さまからは、「審査の回答が早い」というお声をいただきます。通常の保証協会さまの融資ですと、事業計画書や決算書など膨大な紙の資料をやり取りする必要があり、結果通知まで2、3週間かかります。しかしこのサービスを利用すれば、ユーザーの同意のもと、ボタンひとつで金融機関に財務データと口座の入出金明細データが送付され、最短即日で審査結果が通知されます。お客さまが融資審査に必要な書類を準備する手間や銀行がそれを受けとる業務がデジタルの力でスムーズになったということが、一番の魅力ではないでしょうか。

一方で、行内ではもともと決算書を見て融資判断をしていました。そのため、「口座情報だけで与信判断をして、本当に大丈夫か?」という懸念の声はありました。しかし銀行口座の入出金状態が見えればお客さまの事業活動を類推できるので、決算書の情報がなくても与信判断ができるのではという手応えを掴んでいます。

約半数は新規のお客さま。 支店のある地域にサービス提供を拡大。

サービスを開始して1年が経ちますが、申し込みの約半数は過去に当行と融資取引のない新規のお客さまです。
口座のない法人さまが融資をお申し込みいただく際には、来店して口座を作っていただく必要があります。そのため私たちは当初『マネーフォワード クラウド資金調達』のサービス提供地域を、店舗を多く展開している九州と山口だけに限定していました。しかし、マネーフォワードさまからの助言もあり、支店のある東京・大阪・愛知・広島まで提供地域拡大をしたところ、今まで取引のなかった東京の企業さまからもお申し込みいただき、実際に融資に繋がった事例もございます。

「ファストパス」のお申し込み窓口は、福岡銀行のホームページと『マネーフォワード クラウド資金調達』の二つありますが、現状『マネーフォワード クラウド資金調達』経由でお申し込みいただく全体のだいたい2割から3割が新規のお客さまで、このサービスを導入したからこそお付き合いができました。
また、通常「ファストパス」にお申し込みいただく際には、福岡銀行の口座情報が必要です。一方で『マネーフォワード クラウド資金調達』経由ですと、『マネーフォワード クラウド会計・確定申告』に連携されている他行の口座情報があれば審査の対象になります。これは、新規のお客さまを獲得する上で大きなメリットです。

お互いの強みを活かし、 中小企業を支援し日本を発展させていく。

これから、より多くのお客さまに「ファストパス」のお申し込みをしていただきたいです。そのための取り組みとしては、現行の審査モデルのモニタリングや改善を行い、審査モデルの高度化をしていくことで、さらに的確な融資の実行を目指しています。また、お客さまからのご要望に応じて商品の改良も図っていきたいです。

また、AIなどの先進的な技術を、積極的に取り入れていきたいと思っています。現在は、財務データと口座の入出金明細データという、いわゆる金融機関に関連するデータだけを扱っています。今後はそれに加えて、Web上にある情報やオープンデータなど、外部の情報も活用していきたいと考えています。
マネーフォワードさまが持つ多くの金融関連サービスとの連携技術(アグリゲーション技術)やUI/UXに関する知見と銀行の強みをかけ合わせて、中小企業を支援する革新的なサービスを共に作り、中小企業から日本を発展させていきたいと思っています。